平成27~令和元年度文部科学省指定SUPER GLOBAL HIGH SCHOOL / 令和2~4年度文部科学省指定地域協働事業グローカル型事業特例校

岡山学芸館高等学校

SUPER GLOBAL HIGH SCHOOL
(平成27年度~令和元年度)

SGHロゴ

文部科学省が平成26年度より推進している事業です。生徒の社会課題に対する関心と深い教養、コミュニケーション能力、問題解決能力等の素養を身に付け、将来国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を図ることを目的としています。全国で約5,000校の高等学校のうち123校が指定を受け、本校は平成27年度から令和元年度まで5年間、岡山県内の私立では唯一指定を受けました。(令和2年度からは文部科学省より「地域との協働による高等学校教育改革推進事業グローカル型」の事業特例校に指定されています。)

令和元年度SGH研究開発完了報告書令和元年度SGH研究報告書

岡山学芸館のSGHテーマ

開発途上国(カンボジア)における貧困の悪循環を是正する為に
高校生が貢献できること
カンボジア

グローバル課題
研究Ⅰ~Ⅲ

グローバルリーダーになるための5つの資質・能力を養います。
グローバルマインド・問題解決能力・交渉型コミュニケーション能力・協働力・実践力

主な連携大学

岡山大学

岡山大学大学院
(スーパーグローバル大学)

教育学研究科、環境生命科学研究科の先生方や大学院生を講師にお招きし、専門的見地から課題研究の指導・助言を頂いています。

Build Bright University

Build Bright University
(カンボジア)

本校による持続可能な社会の構築に向けた国際シンポジウムや現地実践活動に協力頂いています。

高大連携授業

高大連携授業の様子1

大学教授から学ぶグローバル社会

高大連携授業の様子2
岡山大学を中心に多くの大学教授にご協力頂き、各専門分野からグローバル社会の今を学びます。平成29年度は44名の教授・大学院生の方々から、グローバル社会における課題の現状や課題解決に関する講義、また研究活動に対する助言を頂きながら、学びを深めています。

知的好奇心と考える力を養う

高大連携授業の様子3
グローバル社会に関連する学習を通して、グローバル社会の課題は様々な要因が複雑に絡み合い生じていることを理解していきます。一つ一つの関連性を大学教授の専門的見地から明かしていく過程は、知的好奇心を育むと同時に、常に「なぜ?」を意識して、考え続ける大切さを学ぶことができます。

課題研究活動(ゼミナール)

授業の様子1

論理的思考能力を身につけ、
社会課題の解決に向かう

授業の様子2
2年生の授業は、生徒が自ら選択した研究テーマに従って課題研究を行います。「カンボジアにおける貧困の悪循環を是正するために高校生ができること」をテーマに、13の様々な視点から独自の課題研究を行っています。

机上の空論で終わらせない
課題研究

授業の様子3
岡山学芸館のSGHの特徴は、机上の空論で終わらせないこと。論理的な思考を元に、社会課題を解決するための実践活動の策定と実行を行います。自ら考えた実践活動を実行するにあたって、国内外の社会活動家、NPO・NGO、教育機関、企業にご協力を頂きながら、生徒たちが直接思いを形にしていきます。

課題研究の成果と普及

授業の様子4
3年生は今までの研究活動をまとめ、再策定します。その過程において、外部のコンテストに積極的に応募するなど、自らの研究活動を客観的に見直しながら、更なる高みを目指します。昨年度は愛媛大学主催「社会共創コンテスト」において準グランプリの獲得、SGH甲子園プレゼンテーション部門本戦出場など、輝かしい成績を残しています。

平成30年度SGH優秀課題研究ポスター集

平成30年度プロジェクトテーマ

1トンレサップ湖水質調査プロジェクト
2トンレサップ湖環境教育プロジェクト
3農業支援プロジェクト(コンポスト)
4政策提言プロジェクト
5観光プロジェクト
6スポーツ支援プロジェクト
7フェアトレードプロジェクト
8国際理解教育プロジェクト
9ソーシャルビジネスプロジェクト
10食育・栄養プロジェクト
11幼児教育プロジェクト
12日本語教材プロジェクト
13海洋研究プロジェクト

カンボジアフィールドワーク

カンボジアフィールドワークの様子1

1年生
「現地で感じて理解する」

カンボジアフィールドワークの様子2
1年生の渡航テーマは「現地を理解すること」。1週間で13カ所を回り、様々な視点から「カンボジアの今」に触れ続けます。現地の社会活動家の活動に帯同させて頂いたり、現地の人々と直接交流する機会があります。この経験が2年生の実践活動の策定と実行に生かしていくための大切な学びとなります。

2年生「社会課題の
解決のために行動を起こす」

カンボジアフィールドワークの様子3
2年生は「実践活動の実効」がテーマとなります。課題研究を通して策定した実践計画を、実際に現地の方々と協働で行動に移します。また、姉妹校であるソムダイアウ高校での研究発表、Build Bright大学と共催で国際シンポジウムなどを行います。

校外に広がる学びの環境

岡山学芸館高等学校のSGHは校内にとどまらず、様々な外部機関や他校と連携した学びの機会があります。県内外のNPOや県外の高校生と関わり合うことで大きく視野が広がります。学びのフィールドは無限大に広がっています!

カンボジア合同研修会

カンボジア合同研修会の様子
カンボジアをフィールドに研究活動を行っている全国のSGH校が集い、共に学び合う研修会を毎年開催しています。平成29年度は本校が幹事校となり、8校が参加して1泊2日のプログラムを実施しました。

□カンボジア合同研修会参加校
昭和女子大学附属昭和高等学校(東京)
三重県立四日市高等学校(三重)
関西学院高等部(兵庫)
西大和学園高等学校(奈良)
和歌山信愛高等学校(和歌山)
啓明学園高等部(東京)
広島女学院中学高等学校(広島)
岡山学芸館高等学校(岡山)

ソーシャル・リーダーシップ・キャンプ

ソーシャル・リーダーシップ・キャンプの様子
岡山県内から3団体、東京から1団体の合計4つのNPO・NGOにご協力頂いて開催しました。現在の社会課題を直接レクチャーして頂き、課題の原因を明らかにし、解決に向けた行動策定を行いました。このような学びのプロセスを様々な角度から行っています。

□協力団体
NPO法人日本ファンドレイジング協会(東京)他

SGHを生かした大学進学

野島 晴

和歌山大学 観光学部

野島 晴
人に自分の意見を伝える力、これが私の長所となりました。SGHでは実際にカンボジアに行き、ネットや紙面上の知識よりも生の現実を知ることができました。これをプレゼンテーションでいかに人に伝えるか。多くの発表を通じて、スキルアップすることができました。入試では、このプレゼンテーションと面接が問われました。自分の長所を活かして受験ができる。受験も楽しみながらできました。

横井 紀華

関西学院大学 総合政策学部

横井紀華
3年間のSGH活動を通じて、常に”なぜ?”を考えることができるようになりました。考えることで社会への関心が深まり、社会課題の解決へ向けて私たちができることはたくさんあるのだと気づくことができました。また、課題研究を通して、論理的な思考力や文章を書くことへの苦手意識、人前で発表することへの躊躇がなくなりました。その結果、大学入試にも自信を持って挑むことができました。