岡山学芸館高等学校

2011年01月06日

タイプラティープ財団の定期刊行物に学芸館高校のことが掲載

2011年、新年おめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。  
 ご支援者の皆さまには、新たな年をむかえられ、お元気にお過ごしのこととお察しいたします。皆さまのご協力を得まして、プラティープ財団の活動は33年目に入ります。 2010年、タイは経済不況に陥り、失業者が増え、国民の生活も困窮しつつある中、政府は非常事態宣言を発令。政情不安な状態となりました。さらに局地的な豪雨と山林からの増水により各県が洪水となり、田畑や家屋が浸水し、人々の生活に大きな打撃を与えることになりました。 しかし、様々な社会問題に直面しながらも、当財団では子どもや青年たちの願いが実現できるよう、これまで活動に取り組んでまいりました。高校卒業まで当財団の奨学生であったシリラックさんは、6年間の国費留学生としてオランダで学び、2010年秋に無事大学を卒業し、関係者一同から祝福を受けました。すでに2010年3月には3人が同校を卒業していますが、その中の一人で、バンコクの大学に進学したジェンジラーさんが2011年2月に佼成看護専門学校を受験する予定です。この他、津波孤児のナームティップさんがアメリカの支援団体「Flame of Hope Foundation」の協力により高校生として1年間ウィスコンシン州で勉学に励んでいます。また、当財団青年部の活動として、王室のウボンラット王女が奨励する優良な青年を表彰して3年になります。他にも、教育奨学金支給(年間2500人)や、スラム地区11カ所の保育園運営支援、エイズ予防対策、「生き直しの学校」プロジェクト、おはなしキャラバン事業なども実施中です。さらに、2011年の事業としてサン理事長が去る11月に在タイ・スイス大使と会見し、調印式を行いました。今後は、スウェーデンとスイスの団体などからも支援をいただき、子どもの未来のための活動を推進していきたいと願っております。ご支援者の皆さまの益々のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
ドゥアン・プラティープ財団創設者 プラティープ・ウンソンタム秦 

(中略)                                                   
岡山学芸館高等学校創立50周年記念スタディツアー
  岡山学芸館高等学校が創立されて今年4月で50周年を迎えました。現校長の森靖喜先生が20年以上前に当財団を訪問されたのをきっかけとして、社会福祉活動に関心のある生徒さんたちを対象に毎年のようにタイ国の研修旅行が実施されるようになりました。 その後、1998年から高校生の皆さんの寄付金で教育里親事業部の教育奨学金支援活動がスタート。この12年間で94人を支援していただきました。現在、毎年、40人前後の生徒さんたちが当財団を訪問し、幼稚園の子どもたちと交流を行ったり、「生き直しの学校」カンチャナブリ校の農園作業を体験したり、子どもたちと文化交流を実施したりしています。 今年は12月14日から16日まで、小松原副校長先生をはじめ教職員、 生徒の皆さんの総勢 43人が当財団と「生き直しの学校」カンチャナブリ校を訪問。その際に岡山学芸館高等学校創立 50周年記念に寄せて、ミンポーン副理事長から記念の盾を贈呈しまた。
(ほほえみ 第86号  発行日2011年1月1日      ドゥアン・プラティープ財団)
 

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